マカロン

金曜はエリウゲナの自主勉強会、土日はそれぞれ研究会でちょっと疲れ気味だった。あと火曜日には銀英伝の三章をようやく観に行った。アンスバッハの眼差しがいいね。相変わらず間や余韻が少ないけども。

 

それで日曜日、閉業間近の家具屋に売られているソファを衝動的に買ってしまった。職場の研究室になにかちょっと寛げる場所が欲しいと思っており、ポエングを買うか悩んでいた矢先だった。とはいえ根本的には賞与でうかれていたためであり、そのソファがAmazonで家具屋の割引価格よりも安い値段をつけられて、おまけにあまり良くない評価をもらっているのを見てやってしまったなと心底思った。

それで今日、ソファを引き取り、職場まで手で運んだ。折り畳みの小さなものとはいえ、さすがにかなり重かった。電車で運べると判断したのは失敗だったと後悔した。職場最寄駅からはタクシーを使ってさらに420円のロス。しかも職場は改装中で、階段を使うのを余儀なくされた。いろいろと心の中で毒づきつつも、家具屋の店長の丁寧な梱包を剥がすうちに、自分は情報じゃなくてモノを買ったのだというよくわからない誇らしさが心に湧いた。

最近、気になる本をAmazonで買うということにうんざりしている。いつのまにか買い物が、ただモノを獲得することから、情報を照らし合わせて納得できるモノをクリックすることに変わってしまった。自分が何を得ているのかわからない。送られてきた本を読むことは喜びだが、以前は素朴に感じていた本を得ることの喜びはもうない。衝動買いはそういう、ちょっと原始的なモノを獲得する喜びを教えてくれる気がする。とはいえ衝動買い自体はよくない。慎重にいこう。

 

ちなみに大学の食堂に手製のマカロンが売られていた。中はベリー系のチョコレートでなかなか美味しかった。